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エロゲの長さってどれくらいが適切なのか。

いやじつは前から結構疑問だったんですが、
ぶっちゃけエロゲの長さってどれくらいがいいんでしょうかね?


どうもこんにちは。椋木です。

最近エロゲの適正価格について考えることが多くなりました。

というのも現状のまま続けててもじり貧なわけで、
かといってユーザーに不便を押し付けるのはそもそもおかしな話で……。

じゃあどうしようかってなった時、最近僕は思ったんです。

結構昔からチキンレースをはじめてきて、どんどん容量が増えていき、
来るとこまで来たエロゲですが、1ユーザーとして
「いやもう、長くね?」という素直な感想。

お金に余裕はある。でも時間に余裕はない。
だからフルプライスは月に一本。
複数買っても未プレイで結果次回から購入しなくなる。
いわゆる積みゲーの増加。
そしてハッとしたとき「なんで買ったんだろう……」という虚無感。
そういうユーザーさんって間違いなく居ると思うんですよ。

そして開発側は大ボリュームのほうがユーザーは満足すると
少し無理をした過剰なサービスの提供。
それによる需要と供給の崩壊。

そこで「あれもしかしてこれアビリーンのパラドックスに近いのでは?」と思った僕。

アビリーンのパラドックスって何? となる人もいると思うのですが、
簡単に言ってしまうと自分はイヤだけどみんなが喜ぶなら……
とその場にいる全員が思い込んで、誰もそれに反対しない。
結果、誰も得してなかった、という集団思考のパラドックスなんですが……。


「もしかして今のエロゲ業界これに陥ってない?」

いや、決して全部短くしようぜ! とかそういう話じゃなく、
もちろん長さこそエロゲの武器とも思っている僕もいるんです。
アニメだったら一週間、それを4ヶ月くらいで、
大抵話的にはまとまってるけど完結しない。

ラノベなら基本3ヶ月とか4ヶ月待たないと次が読めず、
完結なんて言ったら一体いつまで待つのか……。

その点エロゲはひとつの完結した長い物語を一気に読める、
超大作を徹夜とか休日にプレイし、終わったあとの疾走感、満足感、虚無感……
それらってやっぱりエロゲのご酸味だと思うのです。

でも、逆に最近のエンタメはコミュニティが大事で、
ちょっと時期を逃せば、もう語れる人がいない、寂しい。
だからこそ、出てすぐにやらないといけないけど、
悲しいかな、エロゲはそれが一か月おきに変わる。

ここはアニメや小説と違い弱点でもある。

無論、長く愛されるコンテンツを作り上げることは大事ですが、
でもまぁ全部が全部そういうわけでもない。

中にはシナリオよりこんなキャラクターたちと
キャッキャウフフして欲しいとか、一夏の思い出みたいな、
そういうものもたくさんあるわけです。

でもそこで「フルプライスだからこれくらいないとダメ」
という昔からのものを守るあまり、作品も自分も、
ユーザーも見失ってしまってるんじゃないかっていう恐怖感。

おそらく結構それを感じているディレクターは
多いんじゃないかなと思っていたり。

そりゃ素材数が多けりゃお得感はありますし、
同じお菓子で10個入りと30個入り、値段が一緒。
ってなれば30個入りのほうが嬉しいですし、そっち買うに決まってます。

でもちょっとまって、30個……飽きない?

その日、その時10個食べるからこそおいしい、
また買いたいってなるものが、30個入っててずっと食ってて、
もういいやってなってるのが今のエロゲ多いんじゃないかなーと。


それってメーカーにとっても全く利益がないどころか、損ですし、
だったらボリューム少し減らしてでも、他のところで還元したほうがいいんじゃないかと。

と、よくわかりづらい例えで話しましたけど要は
「満腹、満足なのに買ったからもったいないってなって、
 残りも全部食べたけど、腹ぶっ壊してんじゃね?」
って感じです。

僕もお肉大好きですけど、お肉ずっと食ってると気持ち悪くなりますし、
それで気分悪くなって「お肉は当分いいや……」ってなるのは非常に残念なのです。

気分悪くなるくらいなら少し物足りなくても
「おいしかった! 少し物足りないけどまたこよう!」とか
「よっしゃ二件目で解消しよう!」とかのほうがいいかな
ということで、今回のアンケを実施することになったりました。

あっ、ちなみにこのアンケは僕1人の意志でやってるもので、
決して業界の総意とかではないですよ。


実は結構前から短くしろっていう意見はいっぱいあったんです。

昔に比べ一日の時間が限られ、趣味が多種多様になってきた今、
エロゲのプレイスタイルは時代に逆行しているという議論は
5年以上前から続けられてますしね。

でも実際問題、じゃあどこまで減らせばいいんだろうっていうのが悩みどころ。
そこを考えるのも企画者の仕事なんでしょうが、正直僕の場合はお手上げ状態です。

ぶっちゃけフルプラの時間なんぞメーカー毎に違うもので、
どこを基準になげぇ!って言ってるんだろうというのがあったり、
それこそ調整をミスると一発で死んでしまうかもしれない恐怖を考えると、
自分で悩んで全員不幸になるなら聞いたほうがよくないか?
という結論に至りました。

ただ難しいのが、何も容量を減らせばいいってもんじゃないってのは理解しているんです。
テンポのいいシナリオ、考察してもらうシナリオ、読ませるシナリオ……。
同じテキスト容量でもこれらにかかる時間は全く別で、
天気雨とかもシナリオ容量だけで見れば
普通のミドルプライスと何ら変わらないんですけど、
短かったーというお声を結構いただいていたり……。
他にも根本的に面白いか、面白くないか、みたいなものや演出などもあります。

なので純粋に容量の問題だけではないのですが、
今回はそんなに難しく考えず、「これくらいの時間が好き」
っていうところを教えてもらえたら幸いです。
(文庫何冊分くらいがいいのほうがいいのかなー?)


その指標がわかれば、今後テキスト容量で大まかな時間を計測するのではなく、
全体的な演出なども加味して作れると思うんです。

ということで今回のアンケの趣旨を要約いたしますと、

1.長い時間拘束により作品ではなく「エロゲ」そのものの
  プレイ意欲の低下がおきているのではないか。
2.過剰なサービスの提供による満足度の低下を引き起こしてるのではないか。


以上二点です。

もしよろしければリツイートなどの宣伝も協力してもらえますと助かります。










まぁこれ以外にも問題はたくさんあることは理解しているものの、
一気に解決していくというのもなかなか無理な話でして、
少しずつ、少しずつでもいいので、もっと良い形に進め、
エロゲという文化を存続させられればなっていうのが僕の願いです。

なので今後、できるならこういうのをちょっとずつやっていって、
みんな幸せになれるといいなぁー(遠い目

ただ、僕としてはメーカーのためにユーザーが不憫に思うのであれば、
それは排除すべきだと思います。

文化だから協力してよ! というのはわかるんですけど、
娯楽を強制したらそれこそ使命感みたいなものになってしまって、
楽しむはずのものが、残すための苦行に変わってしまうのではないかと。

それはそれで嫌ですしね……。

プロフィール

椋木咲夜

Author:椋木咲夜
フリーランスで企画・シナリオをメインに活動しています。
ご依頼については下記をご覧下さい。
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・works

ご連絡は下記まで。
nyotuki.sakuya★gmail.com (★は@)

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